次に、自治体の方とのお話をする機会をいただき、環境部ごみ減量対策課の方たちと
現在の鎌倉市のごみの状況、課題などをお聞きしました。
JFEスチールのみなさま、湘南スタイルマガジンのみなさま、IBLCのプロジェクトメンバーらが参加しました。
● 鎌倉市のごみの量の推移
年々ごみの量は減っているそうで、30年前は総量7万トンですべて燃やしていたものが
今は燃やさずに、減らして、資源化(リサイクル)を取り組み、今では、
年間焼却量は3万トン、総量で6万トンを割ったとのこと!👏
●鎌倉市のごみ削減方針・取り組み
・鎌倉市の特徴は市民性の高さもあり、細かい分別が行われています(27品目)
結果、全国の自治体でリサイクル率は1位2位👏
・ゼロ・ウェイスト目標、全量資源化しよう、3R、特に発生抑制に主眼としているそう
・神奈川県がプラごみゼロ宣言をし、鎌倉市もなるべく循環型(資源化)にしたいとのこと
・現在は、鎌倉市内の事業者さんたち、パタゴニア、良品計画とウォーターサーバーを設置(給水ポイントでマイボトルへ給水)を積極的に行っているそう
●コロナの影響
・コロナで事業ごみは10%減ったが、家庭は30%増えたそう・・・
(家庭ごみが増えたのは、家に持ち帰って食べるライフスタイルに変化)
・鎌倉ではテレワークが増え、テレワークポイント(スペース)が人気。
結果として事業系ごみもこれからは増える見込み
●アルミ・スチール缶について
・アルミ缶もスチール缶も燃えないゴミとして回収している
→スチールは年間200トン売却
・アルミは売却費用が高いという意識は自治体にはあると思う
(自治会単位でアルミを集めて処理し収入源としてるケースが多い)
スチールごみはお金になる?!
アルミ同様、スチールも売却費用が、布や紙よりも高いのでは?という意見もありました。
ただし、資源の売却は、その売上で費用の一部に充当しているだけで儲かっているわけではなく、缶でも回収・運搬にコストがかかるのですが、他の素材のように、回収場所を新規で作り回収する運搬業者さんを新たにとなると、それはそれは大変ですが
資源ごみルートで回収されることが、かなり大きい!
つまり、缶ゴミのように捨てられるようになったら、まちのあらゆるところで資源ごみとして循環されるわけです。
これは他の素材ではなかなかできないことなので、循環モデルとしてはとてもいいことがわかりました。
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